塾の場合、まず、受験勉強に取り組む姿勢・意識・意欲の向上がありません。ただ、毎週宿題に追われているだけで、その週にマスターすべき内容を完全に理解できないまま（不完全燃焼の状態のまま）、次の週に進んでしまうので分からない部分がどんどん蓄積されていき、欠落単元、欠落分野となってテストでの失点につながっていきます。従って、何ヶ月通い続けても、本質的な生徒の学力の向上は見込めません。苦手科目を克服できないままになります。

次に、その週に勉強する単元（例えば、算数では割合や特殊算など）の概念・理論をじっくり説明することなく、すぐに問題演習に移ってしまうため、生徒の多くがその本質を理解していないのが現状です。
さらに、生徒ひとりひとりみな性格が違うように、考え方、捉え方も違います。ひとつの事象について、その生徒がどう考えているのか？そこから教え方がスタートしていきます。10人の生徒には、10通りの教え方をすべきなのです。それが、集団授業では可能でしょうか？実力を着実につけていくためには、その生徒に沿ったきめ細かい指導が必要不可欠なのです。